からみのこだわり

~とうがらし栽培で生まれるコミュニティー~

唐辛子の栽培は決して楽ではない。効率的に収入を得られるものでもない。

ましてや働き盛リの稼ぎ頭が、家計を背負って精を出すものでは決してない! では、とうがらし栽培には何があるのか?我々が長年にわたる取り組みの中で思ったことは、「とうがらしには人を元気にする力がある」ということでした。高齢化が進む日本において、ただのんびりと暮らすのも一興ではあるが、生活にはメリハリや楽しみ・生きがいといった心の充実も必要であるメリハリや楽しみとは、1人よリ2人、家の中より外のほうが増える可能性を持っている。小さい畑に出て、時にはお隣を手伝い、共通の話題をする。悩同みじを共有し、一緒に収穫を祝う。そこに「元気」が生まれる。こんな些細なことに「唐辛子日本ープロジェクト」は貢献できないかと思っています。

とうがらし栽培で築く「新しいコミュニティー」作り

同じ作物をつくれば、嬉しいこと大変なこと、つらいこと困っ ていること、色々なことで共同体意識が高まり他人が気になるようになる。「他人」はいづれ「仲間」になり、みんなにとってなくてはならない、とうがらしを囲んだ「コミュニティー」が生まれると考えます。とうがらし栽培が新しいコミュニティー 作りのきっかけになればと思う。

それが私たちの願いです

「和食文化」から「多国籍食卓」へ

和食においても重要な位置づけをもっていたとうがらし、それは薬味としての位置づけでもあったように思います。

食のグローバル化が進み 「多国籍料理」が増え、家庭の食卓にも様々な国の料理が並ぶようになりました。とうがらしが決してメインではあリませんが、その存在感はどんどん大きくなっています。中華、韓国料理はもとより、パスタ・ピッザのイタリアン、トムヤンクン等のタイ料理、インド料理、タイ料理、スリランカ料理、アフリカ料理などとうがらしをふんだんに使う料理を、家庭やお店で当たり前のように食べる時代です。

このことから消費量の増加は言うまでもあリません。しかし、食の安全を前提に考えると「MADE IN JAPAN」のとうがらしの供給量を増やすことも大変重要な課題です。

求める市場、求められる「味と安全性」

われわれが目指すのは「美味しいとうがらし」ではありません。

「美味しくて安全なとうがらし」です。どの商品よりも「美味しく、安全で生産地がわかるとうがらし」を作るため、我々が日々生活を送る「九州の大地」を生産地としてプロジェクトを進行しています。「安心、安全で美味しい九州とうがらし」は全国のマーケットヘの展開を行い、九州素材の重要性と安全性、そして美味しさを伝えていく使命と希望を持っています。

なぜ、とうがらし栽培を推進するのか?

九州地帯は雨も多く温暖でとうがらし栽培には大変適した地域である。

当然、とうがらしだけでなく、さまざまな野菜の栽培に適した地域である。しかし、想定していなかった事態も起きている。動物による被害だ。さまざまな土地・都市開発のしわ寄せは確実に生き物たちに襲い掛かっている。住む場所、食べ物がなくなっているのだ。そのことに起因し、我々が拠点とする熊本でも、特に山に近い地域では「猪、サル、シカ、カラス」などの鳥獣被害が深刻である。

どんなに動物から作物を守ろうとしても、そにこはコストも時間も発生する。とうがらしは、ゼロとは言えないが鳥獣被害をほとんど受けない作物である。

レッドベルト地帯構想とホットコミュニティー構想、そして日本一に!

夏から秋の収穫時期、一帯を真っ赤に染める唐辛子生産地帯をつくりたい!「九州とうがらしを日本ーに!」そして「九州を日本一の生産地域に!とうがらし栽培にちなみ、元気の出る生産者の集まり「ホットコミュニティー」が生まれ、地域が活性化れさることを最大の目標としたい!

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